Initial Visit 診療のご案内 作業療法
作業療法
作業療法(OT)とは?
Occupational Therapyを日本語訳したものが「作業療法」であり、その英語の頭文字から「OT」と略されます。
作業療法では作業活動やそれを行う場(集団)を通してひとが受動的から能動的へ、否定的から肯定的へ、模倣的から創造的へと変われるよう、より良い生活を営め、人生を歩めるようリハビリテーションを行います。
作業活動には、整容行為や調理といった実際の生活に直結したものや、無理なく生活するための趣味や休息に関するものなど、生きていくため、生活していくための活動のすべてを含みます。作業療法において様々な活動を行い、その活動を振り返ることで自身の課題を解決し、新たな気づきも得られます。
障碍の軽減だけでなく、まだ生かされていない可能性としての能力を発見し、これからの生活や人生をより良くすることが作業療法の目的となります。
当院での作業療法は、「その人らしく、その人のために」を大切にしています。作業活動を通して、病気や障碍の問題だけでなく、身近な悩みを解決したり、何となくさえない気持ちが楽になったりもします。私たち作業療法士は皆さんのサポーターとして、皆さん自身がより良い生活や人生を歩むためのお手伝いができればと考えています。
作業療法を受けるまでの流れ
1.医師との診察
2.作業療法処方
3.作業療法士との面接
4.参加プログラム(作業内容)の決定
5.参加開始
職員体制
- 作業療法士 1名
- 作業療法アシスタント 2名(内1名非常勤)
- 時間 午前10:00~12:00、午後1:30~3:30
- 場所 新棟3階 OT室
- *プログラムの内容により場所は変更する場合があります。
プログラム紹介
当院での作業療法では様々な作業活動を提供しています。いくつかをご紹介いたします。
余暇(ヨカ)
趣味活動を行うプログラムです。手工芸や絵画など、その人の趣味を行えます。趣味がない、見つからない方には、新たな趣味の獲得ができる場としてもご利用いただけます。
運動
軽スポーツや体操などを行うプログラムです。屋内での卓球や、作業療法士が指導するストレッチなどを行います。
造形教室
絵画や木工など、造形活動を行うプログラムです。個人での制作はもちろん、集団での大きなパネルアートも行います。
ドライブ
町内に限らず、近隣の町へドライブに行くプログラムです。道の駅巡りや観光など、入院中の気分転換にもご利用いただけます。
寄合(ヨリアイ)
高齢の方限定の体操やレクリエーションを行うプログラムです。心身の機能低下予防を目的にゲームや映画鑑賞なども行います。
ふれあい
病院敷地内にある畑での農作業、病院敷地内にある森林の整備、木工作業などを行うプログラムです。栽培した野菜の試食や販売も行います。
統合医療プログラム
“統合医療”の観点から、多様な治療・アプローチを体験できるプログラムです。現在はヨガを主としたプログラムを行っています。
森のOT
森林を歩き、動植物の観察や呼吸法などを行うプログラムです。森林の効果をもとにした心身の機能回復やリラクゼーションにご利用いただけます。
OTカフェ
院内のカフェスペースにてカフェ運営の体験を行うプログラムです。手作りの菓子を提供し、材料にはOTの畑で採れたブルーベリーなどを使用しています。